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現在はどんな仕事をしていますか?

私が担当している仕事は以下のとおりです。

①ドローンを使った調査・測量

災害時は迅速な調査・測量が必要になるので、自分でドローンを操縦して取得したデータから、等高線や地形の断面図などを作成しています。また、同じく3Dデータを使って、森林資源量(樹高や胸高直径、材積など)の算出にも取り組んでいます。

②積算

積算とは、業務委託や工事にかかる費用を算出することで、業務を受注するときや、計画した設計内容による工事金額を知りたいときなどに必要になります。私は業務委託に関する積算を中心に、工事の積算にも少しずつ取り組んでいます。

③保安林に関するデータ整備

保安林とは、水源を守ったり、土砂災害を防いだりといった目的を達成するために、森林法という法律で指定された森林の一種です。私はこの保安林について、GISデータ等の整備を担当しています。

これまでどんなふうにキャリアを積んできましたか?

学部生のときから、位置情報を含んだ地形や地物などのデータ(=地理空間情報)を使って水害に関する研究をしており、大学院を修了したあとは、東京で地理空間情報を扱う大手企業に就職しました。そこでは、河川や農業用ため池、内水に関するデータ分析や氾濫シミュレーションなどの業務に携わりました。仕事は好きでしたが、いずれ秋田に帰るなら早い方がいいと考え転職活動を始めたところ、当時の専務から声をかけられ、前職を約2年半で退職して当社団に入社しました。

入社して1年目は現場での測量を中心に、2年目から本格的にドローンによる調査・測量や積算、保安林関連の業務を担当しています。今では、ドローンレーザで取得した3Dデータの解析や、ドローンに関する各種研修会の講師なども担当しています。

私は山地や森林とは直接関係のない分野から転職してきたのですが、特にドローンの業務では地理空間情報に関する知識が重要なので、学生時代の研究や前職での経験を活かしつつ、先輩方に助けていただきながら山地や森林に関する知識を増やしています。

応募者の皆さんへメッセージをお願いします

建設コンサルタントとしての仕事は、現場で調査や測量をする、設計図を作成する、報告書を書く、発注者に自分が調査・設計した内容を説明する…など多岐に渡ります。

新卒採用に応募される方であれば、卒業論文を書いた経験、フィールドワークに行った経験、アルバイトで色々な人に接した経験など、一見すると企業の事業分野と直接関係のない経験が役に立つことがあると思います。

中途採用に応募される方も同様で、現職での経験のなかに活かせることが必ずあるはずです。

山地や森林に直接関係する分野の経験がなくても、当社団に興味を持ってくれた方はぜひ応募してください。

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