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出身学校秋田工業高等専門学校
入社年度2014年(新卒入社)

現在はどんな仕事をしていますか?

治山事業の調査や測量、設計の業務、そのなかでも主に渓間工と山腹工に関する業務を担当しています。

治山事業とは、森林の維持や造成を通じて、山地災害から皆さんの命や財産を守るとともに、水源の涵養や生活環境の保全などを目的として実施される事業です。

渓間工の業務では、渓流(沢、谷川)から流れ出てくる土砂を抑止し、渓岸や渓床の侵食を防止するために、ダム工や流路工などを計画します。また、山腹工の業務では、崩壊が発生した斜面を安定させるための土留工や法枠工、森林を回復させるための植栽工などを計画します。

いずれの業務についても、まずは私自身を含めた数人のチームで対象となる現場に行き、現況の調査やトータルステーション等を使用した測量を実施しています。その結果をふまえて、その現場に最も適した工法を選定し、室内でCAD等のソフトウェアを使用した設計を行なっています。

これまでどんなふうにキャリアを積んできましたか?

学生時代は環境都市・土木系の専攻だったので、学んできたことを活かせればという気持ちと、もともと自然が好きで仕事をするなら地元秋田の自然に関わる仕事をしてみたいという思いを持っていました。そのような中、当社団のホームページやパンフレットで山地災害から人々の生命・財産を守り、森林の保全に貢献できる仕事があることを知り、当社団に入社しました。

入社当初から、現在と同じく主に渓間工・山腹工に関する調査・測量・設計業務に携わってきました。私の入社当時は若手職員が少なかったため、先輩方に時には優しく、時には厳しく、いい意味でかわいがってもらいながら、現場での測量からCAD等を使用した設計方法まで、様々なことを指導していただきました。

現在は、入社10年目を迎えましたが、今でも先輩方の指導から学ぶことはたくさんあり、災害が発生した現場に対してより良い復旧対策を提案できるよう、日々努力しています。さらに、最近では資格の取得にも力を入れており、更なる技術の向上を目指しています。

応募者の皆さんへメッセージをお願いします

私は就職活動中、なかなか方向性が決まらず焦りを感じ始めていたとき、偶然に当社団を知りました。そんな私が就職してよかったと思える職場です。現在就職活動をしていて、その時の私と同じような心境であったり、自然が好きだったりする方には、とてもお勧めできる職場です。

さらに、近年は豪雨による山地災害が多発しており、現場に出向く機会が増えています。実際に災害にあって困っていらっしゃる住民の方の声を直接聞くこともあり、責任感とやりがいが感じられる仕事です。ぜひ一緒に働きましょう!

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